「学生が起業するには?」
「学生起業はやめとけ、って周囲から反対されるけれど、本気度を示すにはどうすればいい?」
このように悩んでいませんか?
学生起業という響きはかっこいいですが、実際に起業してみたいと思ってもどうすべきか迷ってしまうでしょう。
当記事では、以下の3つについて解説します。
- 学生起業して成功するために5つのやり方
- 事前に目的を考える重要性
- 「学生起業はやめとけ」という声に反論するには
ぜひ最後までご覧ください。
学生起業して成功するには?5つのやり方
学生起業して成功するための5つのやり方を紹介します。
- 日本政策金融公庫をフル活用する
- ビジネスコンテストに挑戦する
- 初期コストがかからない事業を選ぶ
- 1人ではじめる
- 学生に刺さるサービスを提供する
順番に見ていきます。
1.日本政策金融公庫をフル活用する
日本政策金融公庫を活用して資金や情報を集める方法があります。
学生に融資してくれる民間の起業支援機関は少ないですが、ハードルが低い日本政策金融公庫なら受けられる可能性が高いです。
日本政策金融公庫とは、政府が100%出資して作られた起業支援機関で、信用力が低い学生でも無担保・保証人なし・低金利で融資を受けられます。
お金を貸してくれるだけでなく起業相談にも乗ってもらえます。
具体的な融資制度を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
2.ビジネスコンテストに挑戦する
ビジネスコンテストに挑戦して成功を掴んだ人もいます。
ビジネスコンテストに出ると、以下のメリットがあります。
- 入賞すれば賞金がもらえて起業資金にできる
- 起業アイデアをブラッシュアップできる
- 審査員の目に止まれば起業支援が受けられる
- 人脈形成が期待できる
自分だけで考えた事業プランは独りよがりになりがちですが、ビジネスコンテストに挑戦して評価されることでブラッシュアップできます。
また、他人のアイデアにいい刺激を受けてより良いアイデアが浮かぶこともあります。
まずは賞金目当てでもいいので、ビジネスコンテストに挑戦すると視野が広がるでしょう。
3.初期コストがかからない事業を選ぶ
お金がない学生が起業するなら、初期コストがかからない事業を選んで始めましょう。
今はパソコン1台で手軽に始められる事業が豊富なので、わざわざ多額のコストがかかる事業を選ぶ必要がありません。
たとえば、独学でプログラミングを学んでクラウドソーシングサイトで仕事を請け、少しずつ収益を増やしていけば、塾講師のアルバイトよりも稼げるようになることも。
初期コストがかからない事業でスモールスタートすれば、万が一失敗しても多額の借金を負わずに済みます。
4.1人ではじめる
仲間と一緒に起業したい方もいるでしょうが、はじめは1人で起業することをおすすめします。
成功する人は1人ではじめて、事業規模の拡大とともに徐々に仲間を増やしています。
サークル感覚で仲の良い友達と一緒に何かやりたいから、と起業すると上手くいかなくなったとき、お金も友達も失うハメになりかねません。
本気で起業して成功する人は1人で取り組んで事業を大きくしています。
いま仲が良い友達と何かしたいから起業する、という選択肢を安易に選ぶのはやめておいたほうがいいでしょう。
5.学生に刺さるサービスを提供する
学生ならではの視点を活かして、学生に刺さるサービスを提供すると成功しやすくなります。
学生向けサービスは、卒業して社会人の常識に慣れてしまった大人より、現役の学生のほうが本当の学生のニーズを引き出せます。
たとえば、社会人にはコロナ禍でリモート授業を受けていた学生の気持ちも、キャンパスに通いたい気持ちも実感としてわかりません。
現役大学生のリアルな悩みを解決できるのは、同じ立場の学生である可能性が高いです。
資金面では大企業に負ける分、学生であることを活かした事業を展開して差別化しましょう。
なお、具体的な学生起業の手順を以下の記事で4ステップで解説しています。
気になる方はこちらもご覧ください。
学生が起業するにはまず目的を考えよう
学生起業したいなら、まず目的をしっかり考えましょう。
目的が定まっていないと、事業の方向性で悩んだときや苦しいときに、何のためにやっているのかわからなくなって余計に迷宮入りしてしまいます。
具体的には以下の項目を事前に考えておきましょう。
- 何のために起業するのか
- 起業することでどうなりたいのか
- 起業しないと達成できない目的なのか
これらをじっくり考えてから起業すれば、迷ったり後悔する可能性が低くなります。
何のために起業するのか
まず何のために起業するのか言語化しておきましょう。
ここで目的をはっきりさせておくと、行き詰まったときに初心に立ち返ってモチベーションを保てます。
- この事業アイデアを実現できるのは自分しかいないと思った
- 子育てと両立できる自己実現の方法がこれしかないと思った
- お金持ちになるには収入が青天井な経営者になるのがいいはず
どんなに個人的な理由でも構いません。
何のためにそれをするのか、始めに目的を考えましょう。
起業することでどうなりたいのか
起業することでどうなりたいのか、なりたい理想像を明確にしておくと目的に近づきやすくなります。
理想の姿がはっきり見えていれば、その目的を達成するのに必要な情報が目に入ってきやすくなるからです。
「将来就職してスーツを着て毎日9時〜17時のルーティンワークをこなすのが嫌だから、家から出ないで働けるようになっておきたい」という負の感情でも大丈夫です。
自分にとって事業を続ける動機になる目標なら、挫けそうになったときに自分を支えてくれるでしょう。
起業しないと達成できない目的なのか
「起業しないと達成できない目的なのか」も事前に検討しておきましょう。
起業は誰でも簡単にできますが、9割の人が挫折する厳しい世界です。
自分と同じ考えで事業をおこなっている人を見つけて入社したほうが、低リスクで早く目標達成できるかもしれません。
たとえば、毎日決まった時間に同じ場所に行くのが苦痛な人は、いろんな現場に足を運ぶ仕事に就けば悩みを解決できます。
今の時代は在宅ワークOKな企業が増えているので、家で働きたいという希望も就職先によっては叶えられます。
目的達成の手段は起業以外にもあることを理解した上で、それでも起業するという強い意志を持っておこなえば、成功率があがるでしょう。
「学生起業はやめとけ」という声に反論するには
学生起業は危ないと考える人に反対されることもあるでしょう。
反対の声を押し切って起業するなら、以下の点に気をつければ事業を続けられます。
- 事業計画をきちんと立てる
- 学業と両立する
- なぜやめとけといわれるのか知る
1つずつ見ていきましょう。
事業計画をきちんと立てる
「学生起業はやめとけ」という人を説得したいなら、現実的な事業計画をきちんと立てて見せましょう。
事業計画を用意して論理的に説明すれば、少なくともあなたの本気度は伝わります。
数字を使ってできるだけ具体的なプランを作れば、客観的に見て実現可能だと思ってもらえます。
事業計画を立てることで起業後の指針にもなるので、一石二鳥です。
学業と両立する
起業に対する本気度を示すには、学業と事業を両立させましょう。
学業でA評価を取るのではなく、きちんと卒業できるよう単位をとっておけば問題ありません。
学業もおろそかにしなければ、万が一事業で失敗しても入りたい企業を選べる可能性が高くなります。
学業と事業を両立するのは大変ですが、選択肢を狭めないためにも両方がんばるのがおすすめです。
なぜやめとけといわれるのか知る
「起業はやめとけ」といわれる理由を知って、それでも起業したいのか自分に問うのも大事です。
実際、起業した10年後に残れる人は1割もいないといわれる厳しい世界です。
本気であなたのことを心配してくれている人の声をいったん受け止めて、それでも起業したいなら突き進みましょう。
なお、「起業はやめとけ」という人の心理については以下の記事で解説しています。
学生が起業するには事前に計画を立てるのが大切
学生が起業するには、事前に計画を立てるのが大切です。
「起業して社長を名乗るのって、なんかかっこいい」という憧れで起業を志す人たちと差別化するには、きちんと考えて計画的に進めましょう。
しっかり考えた上で地道な努力を重ねれば、起業しても生き残れる可能性が高くなります。
なお、起業初心者でも失敗しづらい方法を、以下の記事で紹介しています。
有益な情報を無料公開しているので、気になる方はこちらも読んでみましょう。
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