「起業するためには何が必要?」
「快適に働けるために最低限用意するものはなに?」
「集中できる仕事部屋が欲しい」
このようなことを考えていませんか。
当記事では、起業をするために必要なものリスト15選を詳しく解説します。
起業に必要なものがわからないと悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
起業に必要なものリスト【オフィス編】
オフィスで起業する際に、必要なものリストを紹介します。
- 法人設立届出書などの書類
- オーダーメイドで制作する備品
- 快適にするための備品
個人での起業に比べて用意するものは多くありますが、最初から全て準備する必要はありません。
具体的に必要なものを説明します。
法人設立届出書などの書類
会社を設立するためには、以下の書類が必要です。
- 登記申請書
- 登録免許税納付用台紙
- 定款
- 発起人の決定書
- 設立時取締役の就任承諾書
- 設立時代表取締役の就任承諾書
- 設立時取締役の印鑑証明書
- 資本金の払込みがあったことを証する書面
- 印鑑届出書
- 登記すべき事項を記載した書面又は保存したCD-R
提出先や必要条件は、地域や法律で異なります。
書類を提出する前に、管轄の各機関に問い合わせておきましょう。
オーダーメイドで制作する備品
市販ではなく、オーダーメイドで制作する必要のある備品は以下のとおりです。
- 印鑑
- 看板
- 名刺
- ホームページ
会社の名前を広げるためだけではなく、運営においても欠かせないものです。
妥協せずに、しっかりと吟味しながら制作していきましょう。
具体的に制作するものを説明します。
印鑑
印鑑証明書の取得や法務局の手続きのときに、社名や役職が入った印鑑が必要になります。
- 会社印
- 代表者印
- 認印
- 科目印
会社印で最も使われている書体は「篆書体(てんしょたい)」で、捏造しにくいことが特徴です。
好みの書体がなければ、篆書体を選ぶとよいでしょう。
会社印は重要な意思決定をしめすものとして意識し、厳重に保管しておくことが大切です。
看板
会社の出入り口や存在を周囲へ知らせるために、オフィスの名前を看板に記しておきましょう。
オフィスに設置する場合、許可申請が必要な場合があります。
近隣やビルのオーナーから自治体までと、ケースにより許可を取る場所が異なります。
無許可で設置してしまうとトラブルに発展するため、許可申請に対応してくれる看板業者を選びましょう。
名刺
会社を設立したときに、住所や連絡先を記載した名刺を制作しましょう。
会社の顔となり、自社のイメージや仕事内容が伝わるからです。
名刺制作の相場は制作会社によって異なり、100枚でシンプルなデザインであれば1,000円で、両面カラー印刷の場合は4,000円程度が相場です。
デザインから起こす場合は「デザイン料」、ロゴの作成を依頼する場合は別途かかります。
名刺は「会社の顔」となるため、名刺制作の実績が豊富な印刷会社を選んでみてください。
ホームページ
会社の宣伝や集客のために、ホームページは欠かせません。
コストを抑えて自作したい場合は、無料でホームページが制作できるサービスを利用すると良いです。
相場は、個人かWeb制作会社に頼むかによって金額は変わりますが、30~80万円程度かかります。
金額がかかってもいいからプロに制作をしてもらいたい場合は、Web制作会社への依頼を検討しましょう。
オフィス備品
オフィスで起業するときに、必要な備品は以下のとおりです。
- 家具
- 家電
- OA機器
- インテリア
- 文房具
通販サイトや事務専用ショップで揃えられます。
必要なものをそれぞれ見ていきましょう。
家具
オフィスの規模や雰囲気に合わせて、導入する家具の傾向を変えるとよいでしょう。
最低限必要なものは、以下のとおりです。
- オフィスデスク
- チェア
- ロッカー
- ホワイトボード
- 金庫
また、注文したデスクなどを組み立てる手間をかけたくないときは、組み立てサービスを活用する方法もあります。
オフィス設立までに時間がない方は、検討してみてください。
家電
オフィスにあると便利な家電は、以下のとおりです。
- 掃除機
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 電気ケトル
- 空気清浄機
掃除機と空気清浄機は、オフィスをきれいに保つために欠かせない家電のひとつです。
冷蔵庫は、オフィスのスペースや社員の人数に合わせて決めると良いでしょう。
OA機器
オフィスに必須といえるOA機器は、以下のようなものを揃えましょう。
- パソコン
- プロジェクター
- コピー・印刷機
- シュレッダー
OA機器を新規購入するときは、最新機種から自分の会社に合うものを選ぶことが重要です。
メーカーの保証がついているため、不具合が起きたときに対応してもらえます。
高機能な機種を購入するときは、帳簿上で固定資産として扱うようにしましょう。
勘定科目の分け方は、以下のとおりです。
パソコン | 10万円未満:消耗品費・事務用品費 10万円以上20万円未満:備品もしくは工具器具備品 30万円未満:備品もしくは工具器具備品 |
コピー機 | 10万円未満:販売管理費・消耗品費 10万円以上:工具器具備品 |
インテリア
オフィスのインテリアは、以下のものを用意するとよいでしょう。
- カーテン(ブラインド)
- 壁掛け時計
- 観葉植物
- ディスプレイ
- アートパネル
インテリアがないままだとオフィスが殺風景になってしまうため、雰囲気に合うものを選んでください。
アートパネルを置くと感性の刺激になり、リラックスもできるためおすすめです。
文房具
文房具は「後から買い足せばいい」と思いがちですが、買い替える手間が発生するため、一式揃えておきましょう。
必要な文房具は、以下のとおりです。
- ボールペンやシャーペンなどの筆記用具
- 修正テープ
- カッター・ハサミ
- コピー用紙
- 延長コード・テーブルタップ
オフィスカタログを活用しながら、業務に合いそうな文房具を選んでみてください。
起業に必要なものリスト【自宅編】
自宅で起業するために必要なものリストは、以下のとおりです。
- 開業届
- クレジットカード・銀行口座
- パソコン・インターネット環境
- 仕事部屋
- 名刺
特に仕事部屋は、作業を円滑に進めるために重要です。
具体的に説明します。
開業届
開業届とは、新たに事業を始めたことを税務署に知らせる書類です。
事業を開始した日から1か月以内で提出する必要がありますが、さかのぼって提出も可能です。
開業届を提出時に必要なものは、以下のとおりです。
- 青色申告承認申請書
- 本人確認種類
- マイナンバーがわかるもの
青色申告承認申請書は、青色申告という節税効果の高い方法で確定申告を行うために必要な書類です。
しっかりと節税をしたいなら、青色申告ができるように開業届を提出しましょう。
クレジットカード・銀行口座
起業するときは、クレジットカードと銀行口座を作るようにしましょう。
起業すると会社員に比べて、収入が不安定になりやすいため審査が通りづらくなります。
法人の場合は法人用のカードを用意する必要がありますが、個人事業主の場合は、プライベート用のカードを使用しても問題ありません。
しかし、管理を楽にしたい場合は、独立前に事業用のクレジットカードを用意しておきましょう。
パソコン・インターネット環境
起業するには、パソコンとインターネット設備が必要です。
パソコンは、デスクトップ型あるいはノート型で、予算内で仕事内容に合ったものを選びましょう。
デスクトップ型は快適に仕事を進められ、ノート型は外出やカフェでの作業に便利です。
インターネット環境では、自宅なら光回線を利用し、外出先では使い放題のWi-Fiを使うことがおすすめです。
通信が速ければ、仕事の効率が上がり、ストレスも感じにくくなります。
自分に合ったパソコンと、インターネット環境を準備してみてください。
仕事部屋
自宅で起業するためには、仕事部屋を用意することをおすすめします。
プライベートと区別がつかなくなってしまい、仕事に集中できなくなる恐れがあるからです。
教室やサロンなど、お客さんを招き入れるタイプの仕事をする場合は、生活感が出すぎないように注意してください。
仕事部屋を作るためには、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
- デスクやオフィスチェアを用意する
- 事業の雰囲気に合わせた家具を選ぶ
- プライベートなものは置かない
特にオフィスチェアは、長時間作業するためには欠かせない備品です。
身体が痛くなって集中できない状況を防ぐために、ご自身の予算内で買えるものを用意しましょう。
名刺
自宅で起業するときにも、名刺は必要なアイテムです。
名刺があることで、取引先やお客さんなどに自分のことを理解してもらえるようになり、新たな仕事の獲得につながりやすくなります。
人脈を広げるためにも必要になってくるため、作成をしておきましょう。
起業に必要なものリストを確認してしっかりと準備しよう
今回の記事では起業に必要なものリストを、オフィスと自宅編にわけて紹介しました。
場所ごとに用意するものが異なりますが、「名刺」は起業前に必ず準備しておきましょう。
自分がどのような事業をしているかわかりやすく伝わり、事業展開が広がりやすくなるからです。
起業に必要なものを確認することも重要ですが、ノーリスクで起業する方法を知っておくとよいでしょう。
気になる方がいれば、ぜひ参考にしてみてください。
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